上智大学「海外就学者入試(帰国生入試)」が今、一番受かりやすい理由
こんにちは、毎日学習会塾長の林です。
今日は、上智大学の**「海外就学者入試(帰国生入試)」**についてお話しします。 「早慶上智」と呼ばれる大学群の中で、帰国生が今もっとも合格しやすいのが、実はこの上智大学の海外就学者入試だと私は考えています。
なぜそう言えるのか、他の入試方式との違いや具体的な対策について解説します。
帰国生入試の現状と「英語学位プログラム」の難しさ
近年、早稲田や慶應などの難関大では、従来の「帰国生入試」が縮小傾向にあります。 その代わりに主流となっているのが、英語の書類とスコアだけで合否が決まる入試方式(慶應経済PEARL、早稲田政経SPSE、上智SPSFなど)です。
しかし、この方式は今、非常に難易度が上がっています。 理由は、現地に来る必要がないため、中国、インド、東南アジアなど世界中から優秀な学生が出願してくるからです。 合格者のSAT(米国大学進学適性試験)スコアは、1600点満点中1500点を超えることも珍しくありません。IB(国際バカロレア)でも45点満点中38点以上が求められるなど、日本人が一般的に想像する「帰国生」の枠を超えたハイレベルな争いになっています。
TOEFL iBTで100点以上、IELTSで7.5以上といった英語力は「あって当たり前」。そこからの勝負になるため、多くの日本人帰国生にとってはかなり厳しい戦いになります。
上智「海外就学者入試」が狙い目な3つの理由
そこで注目したいのが、上智大学の「海外就学者入試」です。おすすめする理由は大きく3つあります。
1. SATやIBのスコアだけで決まらない
この入試には英語の出願要件(英検準1級程度など)はありますが、SATやIBの超高得点で合否がバッサリ決まるわけではありません。 合否を分けるのは、あくまで**「当日の小論文試験」**です。 英語圏に長く住んでいて日本語が苦手な「がっつり帰国生」には少し大変かもしれませんが、例えば「2〜3年だけ海外にいた」というような生徒にとっては、日本語での論述はそこまで高いハードルではありません。
2. 事前提出レポートがない
上智の「公募推薦」などでは、出願時に2000字〜3000字程度の事前提出レポートが課され、これがかなり大変です。 しかし、海外就学者入試にはこの事前レポートがありません。 その分、小論文対策に集中できるため、勉強の負担が比較的軽いのも大きなメリットです。
3. 小論文は「対策した者勝ち」
多くの帰国生は、小論文の対策をあまりしていません。「とりあえず2〜3回書いた」程度で受験する人も多いです。 毎日学習会では、毎日小論文を書き、添削を受けるカリキュラムを組んでいます。上智の入試方式(公募、カトリック、帰国生など)を合わせると7年分で約35回分の過去問があります。これを徹底的にやり込み、書き方や課題文の読み方をマスターすれば、周りの受験生に圧倒的な差をつけることができます。
学科選びのポイント:実質倍率を見極める
合格率を上げるためには、学科選びも重要です。 例えば、心理学科や哲学科などは、「どうしてもそこに入りたい」という熱意のある優秀な学生が集まるため、競争が激しくなりがちです。 一方で、社会福祉学科などは、「受かりやすいから」という理由で選ぶ層も多く、しっかりと対策をすれば合格しやすい傾向にあります。 単純な倍率の数字だけでなく、「誰が受けているか(受験者層のレベル)」を考えることが大切です。
最後に:面接は「テストの出来」で決まる
最後に面接についてですが、上智の場合、面接官の態度は**「当日の筆記試験(小論文や学科試験)の出来」**で決まると言っても過言ではありません。 試験の点数が良ければお客様のようにもてなしてくれますが、点数が悪いと冷たい対応をされることもあります。 面接の受け答えのテクニックを磨くよりも、まずは本番の試験で点数を取れるように準備することが、合格への一番の近道です。
SATやIBのスコアに自信がない方や、英語だけの勝負に不安がある方は、ぜひ上智大学の海外就学者入試を検討してみてください。

