【慶應SFC AO】自由記述で書くことがない?3つの要素で構成を極める
慶應SFCのAO入試や法学部のFIT入試などで求められる「自由記述」。 自由なだけに、何を書けばいいのか、どう構成すればいいのか悩み、手が止まってしまう受験生も多いのではないでしょうか。
今回は、自由記述で「何も思いつかない」という時に立ち返るべき基本の構成と、評価されるための具体的なポイントを解説します。
自由記述の基本構成は「過去・現在・未来」
自由記述の書類(例えばA4用紙2枚など)を作成する際、基本となるのは以下の3つの要素です。
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高校時代に何をやったか(過去)
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大学で何をやりたいか(現在・近い未来)
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社会人になったらどうしたいか(未来・キャリアビジョン)
例えば2枚の書類を作成する場合、1枚目に「高校時代の活動と大学での研究内容」、2枚目に「大学での研究内容の深掘りと社会での目標」といった配分で、大学での学びを中心に過去と未来を接続させる構成が王道です。
それぞれのパートで、単に事実を羅列するだけでは評価されません。合格する書類にするためのポイントを見ていきましょう。
1. 高校時代の活動は「逆説的」に書く
高校時代の活動を書く際、最も避けるべきは「ありきたりな内容」です。 「頑張りました」「リーダーシップを発揮しました」といった一般的なアピールだけでは、その他大勢に埋もれてしまいます。
評価されるのは**「意外性」や「逆説的」な視点**です。 「一般的にはこう言われているが、実はこうだった」という、定説を覆すような発見や経験を書くことが重要です。
「特別な実績がない」と悩む必要はありません。例えば、学園祭の活動や生徒会活動といった身近なテーマでも、切り口次第で魅力的なコンテンツになります。重要なのは「何をしたか」そのものよりも、そこからどのような独自の視点や問いを見出したかです。
2. 大学での研究は「Gemini Deep Research」で未開拓を探せ
大学での研究計画において重要なのは、「まだやられていない研究」を見つけることです。 しかし、単に誰もやっていないだけでなく、**「本当は重要なんだけれど、まだ手つかずの領域」**を探し出す必要があります(誰も興味がないからやられていない研究では意味がありません)。
ここでおすすめなのが、Googleの**「Gemini Deep Research(ディープリサーチ)」**などの最新ツールを活用することです。 従来はGoogle Scholarなどで論文を探していましたが、最新のAIリサーチツールを使えば、現在どのような研究が行われており、どこから先が未解明なのかを効率的に洗い出すことができます。
リサーチの手順は以下の通りです。
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先行研究を徹底的に調べる: Deep Researchなどで既存の研究を網羅する。
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未開拓領域(リサーチギャップ)を見つける: まだ解明されていない重要な問いを特定する。
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大学とのマッチング: その研究が、志望する学部・学科のどの先生の元でなら実現できるかを具体的に提案する。
ここまで調べ上げた上で、面接では関連する論文(英語論文含む)について問われることもあるため、翻訳ツールなどを駆使してしっかり読み込んでおくことが不可欠です。
3. キャリアビジョンは「ロールモデル」と「他人が反対するアイデア」
多くの高校生が意外と書けていないのが、大学卒業後の「キャリアビジョン」です。
ここを具体化するためには、自分自身のロールモデルを見つけることが近道です。自分と同じような研究分野で成功した人が、どのようなキャリアを歩んでいるのかを分析しましょう。
また、ここでも重要なのは「他人が反対するようなアイデア」です。 学問の世界でもビジネスの世界でも、イノベーションは往々にして**「多くの人が反対するアイデア」**から生まれます。
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起業する: 既存の組織では実現できないアイデアなら、自分で資金を集めてやる。
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海外大学院へ進む: 日本に土壌がないなら、海外で研究を続ける。
このように、常識にとらわれない大胆なキャリアパスを描くことで、あなたの「本気度」と「ビジョン」が伝わります。
まとめ:みんなと同じ書類を作らない
受験生は不安から、つい「合格者の真似」や「無難な書類」を作りがちです。しかし、採点する側から見れば、それは「みんなと同じ退屈な書類」に過ぎません。
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過去: 逆説的な視点で語る
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現在: 最新ツールで未開拓領域を攻める
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未来: 他人が反対するような独自の道を歩む
この視点を持ち、あなたにしか書けない自由記述を作り上げてください。

