早稲田大学文化構想学部JCulpに合格する志望理由書の書き方
こんにちは、毎日学習会の林です。
今回は早稲田大学文化構想学部のJCulp(Global Studies in Japanese Cultures Program)入試についてお話しします。
今年、当塾でもブラジル在住の生徒さんが合格されました。その方は国際バカロレア(IB)のスコアが35点だったのですが、見事に合格を勝ち取りました。IB35点での合格というのは、逆に言えば提出した志望理由書(Personal Statement)が非常に優れていたということを意味します。
そこで今回は、合格するためにどのような志望理由書を書けばよいのか、そのポイントをシェアしたいと思います。
志望理由書に必要な「ロジック」と「再現性」
まず大前提として、毎日学習会では志望理由書をかなりロジカルに書くよう指導しています。なぜなら、感情や感性だけに頼った指導には再現性がないからです。一方で、論理(ロジック)に基づいた構成であれば、誰でも合格レベルの文章を再現することが可能です。
具体的には、以下の3点が一貫していることが重要です。
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高校時代にやってきたこと
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大学でやりたいこと
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社会人になってやりたいこと
特に「大学でやりたいこと」については、研究機関である大学の性質を理解する必要があります。 すでに世の中で行われている研究を調べ、まだ行われていない研究(リサーチギャップ)を見つけ、そこを自分が埋めるのだというストーリーを作ります。「ここはまだ研究されていない、かつ社会的に重要である。だから私がやる」という論理構成です。
これは非常に正しく、重要なアプローチです。しかし、これだけでは合格する文章にはなりません。
合格の鍵は「Why(なぜ)」の熱量
ロジックだけで書かれた文章は、どうしても冷たく、読み手に熱や興奮が伝わりません。 テクニカルな話になりますが、熱意を伝えるためには「How(どのようにやるか)」という手法だけでなく、「Why(なぜそれをやるのか)」という動機や想いの部分を厚く書く必要があります。
また、内容は必ず「本心」でなければなりません。 志望理由書のために嘘をついたり、大学に合わせて自分を偽ったりすると、面接で見抜かれます。また、併願校ごとに違う人格を作ってしまうと、自分の中で辻褄が合わなくなります。 どこの学部を受けるにしても、自分の本心に基づいた核となるストーリーを持っていれば、面接でも堂々と答えることができ、結果として合格に結びつきます。
JCulpで問われる「日本文化」への視点
JCulpの志望理由書では、「日本文化の発信」や「海外との関わり」が大きなテーマになります。ここで重要になるのが、「そもそも日本文化とは何か?」という深い問いです。
私たちが「日本らしい」と思っているものでも、実は明治以降に西洋の影響を受けて生まれたものだったり、たまたまその時代に豊かだったから成立した文化だったりします。「創られた伝統」という概念があるように、私たちが伝統だと思っているものが、実はここ数十年の間に定着しただけというケースも少なくありません。
例えば、海外にある日本食レストランに行くと、経営者が日本人ではなく、現地の味覚に合わせてアレンジされていることがよくあります。これを「偽物だ」と切り捨てるのではなく、外国人が日本文化をどう捉え、どう受容しているのかという視点を持つことが大切です。 また、キリスト教が日本にあまり浸透しなかった背景など、外国人から見て不思議に映る日本文化の側面を考えるのも面白いでしょう。
単に「日本文化が好きだから発信したい」ではなく、歴史的背景や外部からの視点を踏まえて、「日本文化とは何か」「それをどう世界と接続していくか」を深掘りすることで、オリジナリティのある志望理由書になります。
最後に
JCulpは非常に魅力的なプログラムです。自分なりの視点でテーマを見つけ、熱意と論理を兼ね備えた志望理由書を作成してください。
毎日学習会では、志望理由書の作成指導も含めた10日間の無料体験を行っています。ご相談がある方は、ぜひ概要欄のリンクからご連絡ください。人生を変えるきっかけになれば嬉しいです。

